うかるぞ社労士SRゼミNO.9 :私はスーツを着た一人親方
読者の皆様、お元気ですか?本誌が発売になる頃には、本試験の合否も発表されていることと思います。結論が出たら、走り出すだけです。来年受験する方は、ぜひ、大石内蔵助のように、本懐を遂げて下さい。
事業としての社労士業は、中堅・中小企業相手の魅力ある事業だと思います。しかし、その魅力に吸い寄せられるように、巨大資本やそこそこの規模のコンサルタント会社が、この労働及び社会保険諸法令のマーケットに参入してきています。
サムライ業に対する規制緩和の流れは、当然、この社労士業界にも波及しています。1人で、この業務を広く浅くこなしながら、低額の顧問料で、忙しく動き回る姿は、巷の商店街のパパママストアが、量販店に次々と凌駕され、後縦ぎもなく廃業していった、昭和50年代の流通の時代を重ねてしまいます。
起業した以上、1度上げた看板を下げたくありません。零細(通常、従業員5人以下のサービス業は、こう言われます)から小規模企業、そして、中小企業から中堅企業へと駆け抜けていきたいと思っています。
この流れまでいかなくとも、競争で生き残るためには、規模を追わなければ、オンリーワン(この分野の第一人者)の地位を確保できないと思いますし、また、楽しく過ごせないと思います。
スーツを着た一人親方をするためには、武器が必要と考え、助成金のコンサルティングに取り組んでいるわけです。他にも、いろいろあると思いますが、自分自身で納得できる領域を極めることが大切だと思います。開業の暁には、テーマをもって取り組んでみて下さい。
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