パソコンの私的利用の制約
- 会社のパソコンの私的利用を制約できる方法はありますか?
- 会社のパソコンの私的利用の制約の手法としては、従業員のパソコン内部の閲覧や、アクセスログの取得などが考えられます。
このコンテンツの目次
パソコンの私的利用の制約方法
インターネットの私的利用の制約手法としては、パソコンのモニタリング、あるいはアクセスログを取得することが考えられます。
ここで問題になるのは、これらがプライバシーに反するのではないかということです。
アクセスログの不用意な開示に関して、プライバシーが問題となることはあり得ます。
しかし、パソコンは会社の設備である以上、その使用に関する記録を会社が取得することは当然です。
業務上の必要性によるアクセスログの取得、およびその適切な使用が、直ちに違法となることはないでしょう。
プライバシーと裁判例
裁判例でも、閲覧を広く認める方向にあるようです。
監視の目的、手段及びその態様等を考慮し、監視される側に生じた不利益とを比較考量の上、社会通念上相当な範囲を逸脱した監視がなされた場合に限り、プライバシーの侵害となる。X社事件 東京地裁 平13.12.3
とはいえ、配慮を欠いた閲覧行為は、権利の濫用とされる可能性もありますので、所持品検査を行う場合の要件を参考にして、監視や閲覧の必要性を検討してください。
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