コアタイムとフレキシブルタイム
- フレックスタイム制のコアタイムとフレキシブルタイムとは何ですか?
- コアタイムとは、必ず労働しなければならない時間帯であり、フレキシブルタイムとは、労働者がその選択により労働できる時間帯をいいます。
フレックスタイム制のコアタイム
フレックスタイム制を採用するにあたり、コアタイムとフレキシブルタイムを設ける場合には、就業規則と労使協定に定めなければなりません。
まず、コアタイムとは、労働者が必ず労働しなければならない時間帯のことをいいます。
コアタイムを定める場合は、その時間帯の開始・終了の時刻を明確にしておかなければなりません。
ただし、設定したコアタイムが、標準となる1日の労働時間の長さとほぼ一致するような場合には、始業・終業時刻について労働者の決定に委ねたとはいえなくなると解されています。
また、フレックスタイム制は、始業・終業の時刻を労働者の決定に委ねるものですから、基本的に遅刻や早退は生じません。
しかし、コアタイムを設けた場合は、その時間帯には必ず勤務している必要がありますので、遅刻や早退が生じることになります。
フレックスタイム制のフレキシブルタイム
つぎに、フレキシブルタイムとは、労働者がその選択により労働することができる時間帯をいいます。
コアタイム(労働者が労働しなければならない時間帯)とフレキシブルタイムの両方を設ける場合は、フレキシブルタイムは極端に短いものであってはなりません。(昭和61.1.1 基発1号)
なぜなら、フレキシブルタイムが極めて短い時間ならば「始業・終業の時刻を労働者の決定に委ねる」というフレックスタイムの主旨に反するからです。
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